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ニューへイブン(New Haven*)は、コネチカット州の南部に位置する都市です。米国の中でも歴史の古いニューイングランド地方に属しており、秋にはこの地方特有の美しい紅葉を楽しむことができます。また、NYのマンハッタンまで車で2時間弱、マサチューセッツ州のボストンには3時間程度で行くことができます。ニューへイブンは全米最初の計画都市のひとつであり、市内にハルニレ(Elm)の木が多いことからThe Elm Cityという別称も持っています。イェール大学を擁する学術都市としてつとに有名であり、ジョージ・W・ブッシュの出生の地やビル・クリントンとヒラリーの出会いの所であるなど、歴代大統領にゆかりの深い地としても名を知られています。
*New Havenの「Haven」とは「港、波止場」の意で、「Heaven (天国)」ではありません。間違って「ニューヘブン」と表記または発音されていることが多くありますがこれは誤りで、正しくは「ニューへイブン(ヘイヴン)」となります。
町の総面積は52.4Kuで、中心部にグリーンThe Greenと呼ばれる広場があり、夏季の無料コンサートなどの様々なイベントが行われます。ダウンタウンにはイェール大学の持つゴシック風建築物が散在し、由緒ある町並みを感じさせてくれます。町の北東と北西には、それぞれイースト・ロックEast Rock、ウエスト・ロックWest Rockと呼ばれる岩山がそそり立っており、頂上は町の景観を一望できる公園になっています。
人口比率は、白人が約43%、アフリカン・アメリカンが約37%、ヒスパニック・ラテン系が約21%、アジア系は約4%です。20世紀初頭にイタリア移民が多く流入したため、ニューヘイヴンはアメリカ合衆国におけるピザ発祥の地のひとつとしても知られています。特にウースター・スクエアWooster Squareというイタリア人街には、ピザの名店やリストランテが立ち並んでいます。
開拓史以前、この地にはクイニピアックQuinnipiackと呼ばれるネイティブ・アメリカンが住んでいました。その後、入植民による開拓が進められ、独立戦争後の1784年に正式な市として認定されました。初期の主な産業は、農業や町の南に位置するニューヘイヴン湾を利用した貿易業でしたが、その後の相次ぐ戦争時代に兵器工場が多く作られ、工業都市として発展したため、現在でも海岸沿いには数多くの工場が立ち並んでいます。
1950年代後半に始まった人口流出に伴う経済衰退によって、一時期は治安が悪化し、全米でも犯罪率の高い都市として問題視されていましたが、都市の再開発により近年ではその状況も大幅に改善されつつあります。 (TO)